誰かが怒られていると自分まで落ち込んでしまう
まわりで誰かが注意されていたり怒られたりしていると、自分までしんどくなってしまう…というような経験をしたことはあるでしょうか?
聞きたくないと思っていても自然と耳に入ってくるし、自分が怒られているわけではないとわかっていても、緊張したり、気分が落ち込んだりなど。周りの環境に影響を受けやすい方は意外に多いのです。
どうして自分まで辛くなってしまうの?
HSPの方は普通よりもミラーニューロンの働きが活発だと言われています。
ミラーニューロンというのは「共感を生む働きをする神経細胞」のことを言います。
要は、共感する能力が高いため、怒られている人を見ると自分も一緒に落ち込んでしまいやすいというわけです。
自分まで落ち込んでしまわないためにはどうしたらいいの?
1.その場から離れる
誰かが怒られているのを見て緊張したり、イヤだなと思ったらお手洗いに立つなどその場から離れましょう。怒られているところを見たり聞いたりしなければ、心は穏やかでいられます。
また、イヤな思いをしている人はほかにもいると思うので、そのうち話題になったときに自分もイヤだったことを話すとラクになります。
「自分が怒られているわけじゃないから…」と自分の気持ちを否定するよりも、「さっきの怖かったなぁ…」と自分の気持ちをそのまま受け止めるほうが、動揺は鎮まりやすいです。
2.相手の感情を想像しない
自分の感覚を相手にあてはめすぎないことも大切です。
「誰かが怒られたり注意されたりしていると自分までつらくなる」という方は「私だったら、あんなふうに注意されたらすごくつらい」など、「私だったら…」という言葉が出てきます。
相手の気持ちを考えられるのがHSPの長所ですが、「自分だったらこう感じるから、相手もこう感じているだろう」と自分を基準にしてしまうと、現実とのズレが生じます。
怒られたときの感じ方は人によって違う?
ものごとをどのくらい受け止めるのかは人によってさまざまなのです。
相手から「10」言われて「1」受け止める人もいれば、「100」感じる人もいます。
HSPの方は「100」側です。
まずは、怒られた人のその後の様子を観察してみてください。すると、こちらが思うよりも言われたことを気にしていなかったり、ケロッとしていることがあります。
もし落ち込んでいるようだったら「大丈夫?」と声をかけたり、お菓子などをあげてみたりして、気にかけていることを伝えられるとよりいいですね。
また、怒鳴り声や罵声が飛び交う職場やパワハラがある職場などの場合は、つらく感じるのは自然なことです。
そのような安全を確保できない場所からは一刻も早く逃げましょう。「イヤだな」という気持ちを否定せずその場から離れることが大切です。
まとめ
共感能力が高いため、他人が怒られているのを見ると自分もつらくなってしまいやすいです。
自分もつらくなってしまわないための方法としては
・その場を離れる
・相手の感情を想像しすぎない
・怒られた人の観察をする
少しでも自分が気持ちが楽になれるように、実際にこの場に立ち会ったらこれらの3つの方法を実践してみましょう。
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