HSPが疲れやすいのは体ではなく頭
どうして頭が疲れやすいの?
こうした「考え疲れ」や「緊張疲れ」があると神経が休まらず、疲れがとれにくくなるからです。
対策としては、安心感を増やすことで、この「考え疲れ」や「緊張疲れ」を減らしていくのが最大のポイントです。
マルチタスクが苦手
HSPの方はマルチタスクが苦手な傾向にあります。
色々な仕事が同時に重なると焦ってしまいます。
一度にあれもこれもと仕事を頼まれるとパニックになりやすい人もいます。
HSPの方は、さまざまなことを感じ取り、深く考えながら仕事をします。一つ一つの仕事に集中して丁寧に仕上げるのが得意です。
一方で、マルチタスクは、広く浅く全体を眺め、意識を向ける対象をぱっぱと切り替えて仕事をするスタイル。HSPの方の得意なスタイルとは真逆です。
それでも組織に属していると、複数の仕事を抱えることは避けられません。
対策方法は?
ひとつずつこなして自分の得意技にもちこむ
あれもこれもと頼まれて焦ってしまう。そんなときは
「ひとつひとつやっていく」
これだけです。
この当たり前なことこそ一番着実なのに忘れがちなことなのです。
仕事が押し寄せると「あれもこれも」と頭の中で考えが舞って目の前の仕事に集中できず、よけいに慌ててしまうのです。
そんなときにひとつひとつやっていこう!という考えには目の前の仕事とは関係ない考えを頭から追い払う効果があります。
そして、もともとHSPの方はひとつひとつこなすのが得意なのでかなり効果的です。
どんなにたくさんの仕事があっても実際に手を動かせるのは、誰だってひとつだけなので、深呼吸をして一つひとつ確実に片付けていくのがオススメです。
優先順位をつけない
あれもこれもやらねばならないとき、「優先順位をつける」とよく言われます。
優先順位をつけてうまくいく人ならいいのですが、逆に優先順位をつけるのが苦手な人は無理にしない方がいいのです。
というのも、HSPの中には優先順位をつけようとして余計に困ってしまう人がいるからです。
それぞれの仕事の段取りを想像し、どの順番でやればいいのかを考える。考えているあいだに次の仕事が舞い込んで、ベストな順番が変わってしまったから、また考え直す・・・。
深く考えるHSPの人にとって、優先順位づけそのものがさらなる「仕事」になってしまうのです。
重要なものをひとつだけ選ぶ
では、優先順位をつけずに仕事をするためにはどうすればいいのか。
それは、重要なものをひとつだけ選ぶことです。
すべてに順位をつけなくていいから、絶対に今日からやらなければならない大切な仕事を、ひとつだけ選びます。電話やメールや会議で中断しても、またその仕事に戻り、終わるまで、もしくは目処がつくまでやります。
終わったら、次に重要な仕事をひとつ選んで取り掛かる。その繰り返しで1日を進めていくのです。
最後まで「重要」に選ばれなかった仕事は、時間が経つにつれ、やる必要がなくなることもよくあります。
これは仕事そのものが減っていく効果もあります。
重要なものを選んでひとつひとつやることで、仕事が確実に片付いていきます。
まとめ
・ひとつひとつこなしていく
・優先順位をつけない
・重要なものをひとつだけ選ぶ
もしこの方法でやっても終わらないのであれば、それは自分でできる仕事の量を超えているということです。
上司に相談してやらない仕事を決めてもらう、同僚に手伝ってもらうなど、他の人の力を借りる必要があります。ひとりで全部やろうとせずに、まわりの人に相談してみてくださいね。
コメント
HSPの人に向いている職種ってどんな職種でしょう?