【それ勘違いです!】うつ病の誤解【5選】

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精神疾患の中でも最も有名であり身近なうつ病。

うつ病についてはメディアで取り上げられることも多く、みなさんもどういった疾患かはなんとなくは知っているかと思います。

今回は世間のうつ病に対する5つの誤解についてご紹介していきたと思います!

うつ病の誤解とは?

①うつ病は「心の風邪」

よくうつ病は「心の風邪」と言われていたりすることもありますが、実はこれは大きな誤りです。「心の風邪」というと薬を飲んで身体を休ませていれば、自然によくなるイメージがありますが、うつ病はそんなに単純なものではありません。

個人差がかなりありますが、人によってはなかなか休んでも回復せず、長期化してしまったり、何度も再発をしてしまう人も多くいるのです。

うつ病はどちらかと言うと、糖尿病などの慢性疾患に近いものと考えてください

長期的な、薬の服用、生活習慣の見直し、カウンセリング、認知行動療法などにより思考の改善が重要になるので、心の風邪」と甘く見すぎないように注意しましょう!

②うつ病は心の弱い人がなる

一般的にうつ病は、落ち込みやすかったり、マイナス思考の人がなりやすいイメージではありませんか?

確かにそういう方もいます。

しかし、実際は学校や職場で中心的かつリーダー的な存在の人がうつ病になるケースも多くあります。

社交的で明るく、リーダー的な存在。だけど世間の評価を気にしすぎて1人でため込んでしまった結果うつ病を患ってしまうというケースも多いので、個人の性格や特徴で安易にうつになりやすいと考えるのは適切ではないかなと思います。

③辛いことがあるとうつになる

一般にうつ病は仕事や家庭でつらいことがあったときになると考えられていますが、それだけではありません。

周りから見ると望ましい環境の変化

例えば・・・昇進引っ越し結婚などがきっかけでうつ病になることもあります。辛いことだけがうつ病の原因になるわけではなくて本人にとってどういったことがストレスの原因になるのかということをしっかり理解しておくことが重要です。

④うつ病は抗うつ薬で治る

もちろん抗うつ薬で良くなるケースも多くあります。ですが、重症である場合や薬物療法が合わない方は、薬だけではなかなか回復しません。また、環境によって引き起ったうつ病であると、薬で良くなったとしても同じ環境に戻るとまた再発してしまうこともあります。あくまで抗うつ薬は、うつ病の症状を抑える薬で治療をするためには根本の原因を取り除いていく必要があるので、そこを誤解しないように注意してください!

⑤うつ病は女性の方が多い

統計でみると、女性のうつ病患者は男性の1.6倍で、確かに女性の方が患者数は多いのですが、これは実際に病院にかかった人の数なので、うつ病になっても病院にかかっていない人はカウントされていないのです。

男性は女性に比べて、自ら病院に受診する人は少なく、重症化したり周りに勧められてから初めて受診する人が多いので、患者数は患者数は必然的に少なくなります。

まとめ

うつ病は精神疾患の中でも有名な疾患であり、メディアで取り上げられる機会が多くあると思います。ですが、時には誤った情報も見受けられます。

そんな中でうつ病に関する誤解があると思います。

うつ病の誤解とは・・・

①うつ病は「心の風邪」

②うつ病は心の弱い人がなる

③辛いことがあるとうつになる

④うつ病は抗うつ薬で治る

⑤うつ病は女性の方が多い

うつ病はいろんな要因が絡み合って発症するため、型にはめることは難しいのです。
病気のことを知れば知るほど、周りの人がうつ病になってしまったときに正しい対応ができますのでしっかりした正しい知識を身につけておきましょう!

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