【自分を犠牲に!?】HSPが他人を優先してしまう理由とは?

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こんにちは!HSP×作業療法士×心理カウンセラーのマスターです!

つい、相手を優先して自分のことは後回しにしてしまう。

HSPは「自分よりも他人を優先してしまう」という方がかなり多いのではないでしょうか? 

僕自身も、自分のことよりも相手のことを優先してしまって、自分を犠牲にしてしまうことは生きていてたくさん経験していきました。

今回は、「自分を犠牲にして他人を優先してしまう」理由について解説していきたいと思います。



自分よりも他人を優先してしまう理由

この理由は、相手の状況や感情に気づくことが得意なために起きやすいことです。

久しぶりに友人と会った時も、その友人が話したそうと気づくと、つい聞き役になってしまい、自分の話が結局できない。

最近帰りの電車で、体調がすごく悪くて座っていたけど、他に座れなくて困っていそうな人が乗ってきたから席を譲った。

後輩の仕事が大変そうだからと思って手伝っているうちに最近、大変な仕事がどんどん自分に集まるようになってきた。

これらのように「自分より他人を優先してしまう」というHSPの方から数多くの話を聞いてきました。

何故こうなってしまうのか?その根源はHSPの特性である部分が関係しているのです。相手のちょっとした仕草や言葉のニュアンス、声のトーンをキャッチし、相手が何を望んでいるのか、どうしたいのかを察知できてしまいます。

相手の要望や要求の1つ1つは「私の話を聞いてほしい」「席に座りたい」といった小さなことであるため、HSPからすると「そのくらいだったら・・・」と叶えてあげたい気持ちが出てきてしまうのです。


ただ、「HSP」「HSPじゃない人」よりも数多くのことに気づくことができます。気づくからこそ「HSPじゃない人」と比較しても、相手に譲る回数も自然と多くなって、自分が後回しになってしまうということになりやすいわけです。

HSPが心地よくに生きていくためには、自分の「〇〇したい」という思いを大切にしてあげることが大切であり、「時々わがままをいってもいい」と思うぐらい積極的に自分を優先していくことも必要なのです。
この「気づくからこそ自分が後回しになる」というメカニズムが他の形で表れているのが、会社員のAさんのケースです。



会社員Aさんのケース

ここで会社員のAさんのケースを見ていきましょう!

先輩との会話

今回の件、君はどう思う???

えーと・・・

Aさんが何も言えなくなっていますね。
何かあったのでしょうか?

実は、いつも先輩に『君はどう思う?』って聞かれても、
頭が真っ白になってしまって、自分の意見がないんです。


職場で先輩に意見を求められてもとっさに言葉が出てこないとのことです。
「自分には自分の意見がない」
そのように話すHSPの方は非常に多いと思います。


ですが、これは本当に自分の意見がないのでしょうか?

 



HSPは自分の意見がないのは本当か?

実は、そんなことはないのです・・・。


ほとんどの場合、「自分の意見がない」は間違いです。

正式には、「本当は意見はあるけど、相手の要求や要望に応えなければと思い込んで何も言えなくなっている」ということなのです。


Aさんは、安心や信頼できる相手に対しては「こういう方法もあるんじゃない?」「それはちょっと違うと思うな」「自分は〇〇と感じるな」と、自由に意見や考えが浮かんでくるようです。


もちろん思ったことを何でもかんでも、言うわけではありませんが自分の意見はしっかり持っています。


そんな中で、先輩や苦手な人に意見を聞かれたときは、
『君はどう思う?』って聞かれているとしても、先輩の意見に同意を求められていることを推測してしまいます。

「この答えは求めている答えと違うだろうな」とか、「わかりやすく簡潔に答えないと」、など相手の求める正しい答えを返そうとしてしまうのです。

HSPは、相手の話し方や言葉のニュアンスから、相手の中に正解があると感じとります。
そして、日頃から先輩が他の後輩と話している場面での言動を観察し、「あの先輩は簡潔に答えてほしい人なんだ。」「一発で正確に伝えないと嫌な顔をされるんだ」というような相手の傾向をつかむことを行うこともあります。

自分の中で「こうした方がいいのでは?」「この場合はAがいいと思うし、
異なる場面ではBがいい」
といういろんな意見があったとしても、先輩が求めている答えを先輩が喜ぶ形で、しかも限られた時間で返答しなければいけないと考えると、言葉が出なくなってしまうということです。

ですから、「自分の意見がない」というのは勘違いなのです。

 



意見がないと感じた時の対処法


「自分の意見がない」と感じたら、まずは安心できる場所で、思いつくまま
に浮かんだ考えを一つひとつ書き出してみてください。


あるいは、自分の安心、信頼できる相手に「先輩にこんなこと聞かれたんだけど
」と、話してみてください
。安心できる相手に聞いてもらうことで、意外とたくさん意
見が出てくるパターンも多いのも事実です。

まずは「自分には意見がある」と気づくことが大切です。

さらに「相手にとって100パーセントの答えではかったとしても、自分の意見を伝えてみよう」というようにハードルを下げてみることで、少しずつ相手にも伝えられるようになっていける可能性が高まります。

これらのことを意識してみると少しずつ自分の意見に気づき、伝えられるようにもなっくると思いますので是非、意識してみてください!



まとめ

HSPは他人を優先してしまう傾向があります。その理由としてはHSPの特性が関係しています。相手の声のトーンや仕草から、要求や要望を感じとってしまい、感じ取れるからこそ「それくらいならいいや」と相手の要求や要望に応えてしまうのです。

また、HSPは「自分の意見がない」と思いがちですがそれは勘違いで、相手のことを読みすぎて答えがなかなか出てこないというわけなので、本当は自分の意見はあるのです。

「自分には意見がない」と感じた時には

安心できる場所で、思いつくままに浮かんだ考えを一つひとつ書き出してみる

自分の安心、信頼できる相手に「先輩にこんなこと聞かれたんだけど」と、話してみる

これらのことを実践してみてください。

 



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