HSP×精神科作業療法士×カウンセラーマスターです!
今回は、HSPさんがやる気がなくなってしまう原因「5選」についてお話していきたいと思います。
今回お話しするのは別にHSPだけ!という限定的な話じゃないですけども、HSPさんが特にこういった原因でやる気が出なくなってしまいますよ…っていうことがやっぱりありますよね。
そういったところについて深掘りしてお話していきたいなと思います。
なんとなくやる気が出てこない…何かエネルギーが出ないな…
「掃除をしなきゃ!」と思っていても…ついつい先延ばしにしてしまったり
本を読んで自分を変えようと思って本を買ったんだけども、結局読まずにどこかにしまいっぱなし
身体のいろんな部位の定期健診をしなきゃ!と思っていても、めんどくさくて…「いいや!」と思ってしまったり
やらなきゃ!と思っていたりとか変わらなきゃ!と思っているのに、結局何もできない。やる気が湧いてこない。
夢に向かって頑張ってる人や自分の好きなことを満喫している友人の話を聞いて、羨ましいな…と思って、自分も頑張ろうかな…?と思っても結局やる気が出なかったり
活力が出なくて自分も頑張ろうかなと思ったけども、結局やる気が出ない。
このように頑張りたいのに頑張れないもっと色々やっていきたいと思っても、それとは程遠い生活を送っているというHSPさんは非常に多いと思います。
HSPさんだけじゃないと思うんですけども、これって辛いことですよね。
では、なぜ頑張りたいのに…頑張れないのか?やる気が湧いてこないのか?
その理由についてお話していきます!
解説動画:HSPさんがやる気がなくなってしまう原因「5選」
こちらの記事の内容を動画でも解説しておりますので、ぜひご覧ください!
HSPさんが特にやる気が出なくなる原因
①〇〇しなければならないが口癖になっている
まず、1つ目は〇〇しなければならないが口癖になっている
もう起きないとならない!7時の電車に乗らなきゃいけない!というところから一日が始まって、メールの返信をしなければ!電話連絡しなければ!
早く終わらせなければ!家に帰っても片付けしなくちゃ買い物に行かないといけない!
早く寝ないといけない!
これら全部、言葉は違いますけども「〇〇しなければいけない!」という言葉の部類ですよね。
この「〇〇しなければならない」という言葉がビックリするほど人のやる気を奪います。
〇〇しなければいけないという言葉でやる気を失ってしまう原因は…
誰かにやらされているという暗示が含まれるからです。
いわゆる、やらされ感です。このやらされ感が人のやる気を奪う一番の原因です。
例えば…
よし!宿題でもやろうかな
あんた!早く宿題やりなさい!
え?今やろうと思ってたのに…なんかやる気なくなったな…
というような感じで宿題を自らやろうと思ったのに、お母さんから
早く宿題やりなさい!
って言われてなんかやる気が出なくなったという経験は皆さんありませんか?
やらされ感は…面倒くささを増幅させます。そして、やらされ感があると…ものすごく疲れます。
なので…「〇〇しなければならない!」という言葉が口癖になってる人は大体、夕方には気力が尽きてしまってぐったりしやすくなってしまいます。
特にHSPさんは…いろんな刺激を受けて疲れやすいのにも、関わらずそういったことをしているとさらに疲れやすくなってしまいます。
そして…さらに、怖いのはここからで、もう一日中しなければならない!という気持ちで行動していると、ずっと誰かにやらされ続けてる感覚になります。
それは…もう毎日がんじがらめで自由のない人生に思えてきてしまいます。そして、自分の人生を自分でコントロールしているという感覚を失ってしまうことになります。
自分の人生を自分でコントロールしているという感覚を失ってしまうと…怖いことに人はどんどん無気力になっていってしまいます。これは、「学習性無力感」って言うんですけども、皆さん動物園のライオンとか見たことありますか?
あの元気の無いライオンもそういうことなんです。
檻の中では自分でコントロールできることがほとんどないし、そもそも檻の中にいるのも自分の意志じゃないですよね?だから、どんどん無気力になってしまうわけです。
なので、人間も自分でコントロールしているという感覚がなくなってしまうと…最終的には何事もめんどくさい、何もやる気がしない無気力人間に変わってしまいます。
様々な理由で「しなければならない…」という言葉は極力、使わないことが望ましいです!
とは言っても…「しなければならない」という言葉を使わない…なんてことは難しいですよね。口には出さなくても心の中ではそう思ってしまうことが多いと思います。
あれもしなくちゃ…これもしなくちゃ…とか、そんなときはどうしたらいいのか…?
それは・・・
「〇〇しなければならない!」という言葉を「〇〇しよう!」という言葉に変えるんです!
例えば、明日は7時に起きなきゃならない!じゃなくて…「明日は7時に起きよう!だから早く寝よう!」
買い物に行かなきゃならない!じゃなくて…「〇〇を買いたいから買い物に行こう!」
例えば、上司からこの仕事を5時まで終わらせてくれ!って言われたとして5時までにやらなきゃ!じゃなくて…「よし!4時までに終わらせてそのあとはゆっくりしよう!」というように「〇〇しなければならない」という言葉を「〇〇しよう!」という言葉に変えるこのように意識していくこれが大切です!
この〇〇しよう!という部分には自分自身で決めているという感覚があります!
この感覚を「自己決定感」って言うんですが、この自己決定感はやらされ感の対極になります。だから効果も反対で、やらされ感はやる気を失うけども、自己決定感はやる気がアップするし疲れも軽減されるということです。
②やり残しがたまっている
次、2つ目はやり残しがたまっている
早くやらなくちゃ!と思っていても…済ませていない。
これがたくさん溜まっているとやる気を失ってしまいます。
皆さん色々やらなきゃいけないことってありますよね?
未完了のことを頭の中ではすっかり忘れていても、心は忘れていなくて心のどこかに引っかかった状態になっている。これを「ツァイガルニク効果」って言うんですけども、スマホでたくさんのアプリを起動してると…スマホの動作って遅くなっちゃいますよね?それと一緒でやり残しがたまってしまっていると頭の回転も鈍くなってしまいます。
その結果…物事に集中できないとか心がモヤモヤする何事もめんどくさくなるし、楽しいことがあってもテンションが上がりにくい。このような影響を及ぼします。
もしも…今特に悩みがないのに、なぜか心が晴れない…モチベーションが上がらない…という場合は・・・
やり残しとか未完了のタスクがたくさんたまっているからかもしれません。
では、どうすればいいのか?ということなんですけども・・・
やることリストを作って1つずつ潰していくとっとと全部終わらせてしまう
コツは…まずリストアップして終わった項目を1つずつ消していって自分の脳に「これは終わったよ!」と教えてあげる。そして、全て終えるともう全部を掃除したかのように清々しい気持ちになると思います。
そうしていくと、頭の回転を速くなって余裕も出てきて、やる気も少しずつ出てくると思います。
これは割と簡単ですよね。
僕も仕事などでは本当に全てやることリストを作ってリストアップして、全部消してやっていくようにしています。
そうすると…やっぱり達成感もかなりありますし、やることも管理できるので何か心に引っかかってなんかモヤモヤするな…っていうことも少しでも減らすように努力しています。
③生活がマンネリ化している
次、3つ目は生活がマンネリ化している
刺激をあまり求めないHSPさんであれば、色々と安定した生活、自分の慣れてる生活を目指し過ぎてしまって、逆にマンネリ化してしまってやる気が出なくなるっていうパターンもあります。
毎日、同じルートを通って、毎日同じ仕事をして、毎日同じようなものを食べて、いつも通りテレビを見る。刺激の少ない平凡な生活。
これが意外とやる気を奪います。
その理由は、2つありまして・・・
1つ目が、成長できない
当たり前なんですけども、毎日同じ生活をしてると成長ってあんまりないんですよね。人の心は植物と同じで成長してる時は生き生きしてるけど、成長が止まった途端に枯れていってしまうんです。
そのようにやる気も気力も衰えてしまうとこういったことがあります。
もう1つの理由は、好奇心を失う
毎日同じ生活を送っていれば、新しい発見や感動することが減ってしまいますよね。
物事に対する興味がなくなって、好奇心も失ってしまう。新しいことにチャレンジする意欲も失ってしまうということなんですよね。
では…このマンネリ化した生活から抜け出すためには?
コンフォートゾーンから出るというものです!
コンフォートゾーンっていうのは快適領域のことです。
例えば、やったことのないことをするとか、ちょっと緊張するようなことをあえてやってみるとか、なんでもいいんです。
例えば、初めて行くお店ってちょっと緊張しますよね?
HSPさんであれば特に緊張すると思うんですけども・・・
・新しくお店を開拓してみる
・1人で何かお店に出向いてみる
・一人旅に行ってみる
・何か習い事を始める
・新しい勉強始めてみる
もうなんでもいいです!とりあえずやったことないことをやってみると何かしらの気づきってあると思うんですよね。
こんなところがあったんだ!
こんなお店があるんだ!
こんな町があるんだ!
こんな変わったことがあるんだ!というような感じでその気づき1つ1つが皆さんにとっての成長心の栄養になって気持ちも生き生きしてくる部分が増えてくると思います。
そして、ワクワクする体験を一つでもしていけば、そこから好奇心も芋づる式に広がっていって・・・
新しい本を読んだけどこういうところが面白かったな!
新しいレストランに来てこういうの美味しかったな!
今度はこういう本を読んでみようかな!
今度はこういうレストラン行ってみようかな!
こういうお店に行ってみようかな!
こうやって成長と好奇心を手に入れることができます。
そして、少しずつ生き生きとした心を取り戻せると思いますので、ぜひ意識してみてください!
④運動不足&睡眠不足
次、4つ目は運動不足&睡眠不足
HSPさんだけに限った話ではありませんが、HSPさんは特に疲れやすいというところから逆に運動しなくなって、運動不足になってしまったりとか、様々な刺激に敏感で睡眠の質が下がってしまう方、頑張りすぎて逆に睡眠を削ってしまう方とか。
こういった方もいると思うので、そういったところから今回はこの運動不足と睡眠不足もお話に入れてみました。
当たり前すぎて紹介するか迷ったんですけども、何より重要なことなのでここも注意してください!
なぜ運動と睡眠が大事なのかというと・・・
やる気とは…脳内物質のドーパミンの分泌が大切です。運動不足とか睡眠不足に陥ると…ドーパミンの分泌が減少してしまいます。
車で言えば、ガス欠状態ですその車にいくら「動け!」ってムチを打ったとしても全然動かないですよね。
それと同じで人間もドーパミン不足になってしまうと頑張りたくても頑張れない…どうしてもやる気が出てこない…だから…運動と十分な睡眠が必要になります。
⑤バイオリズム
次、5つ目はバイオリズム
これは、人間誰しも共通してる部分なんですけども、周期的にやる気のでない時期ってあるんですよね。人によっては特に気温差が大きい時なんかは自律神経が乱れてしまって、急にやる気が出なくなってしまうこともあるんですよね。
だから逆に女性の場合で言えば…ホルモンの影響で毎月やる気のでない時期があるという方もいるかもしれないです。
このバイオリズムの解決策としましては、なかなか難しいんですけども何もやらないよりは対策した方がいいと思いますので、僕なりの考えをご紹介します。
まず、1つ目の対策は諦めて受け入れる
今はこういう時期なんだって受け入れて無理に頑張らない必要最低限のことだけを行って、あとはゆったり、のんびりする。
もうできるだけ無理しないとこれを実際にやってみるとよく分かるんですけども、意外と心地いいです。
もう自分のできることだけをやる。ここが重要ですね!
もう1つの対策は、とにかく寝る
これでもか!っていうぐらいよく眠るそうすると…逆に退屈すぎて何かしたくなってきたりとか、だんだん元気が出てきたりとか、ちょっと頑張れるんじゃないか?という気持ちになってくる可能性もあります。
ただ、ここで注意なんですけども、このバイオリズム的な部分1ヶ月、2ヶ月とずっとやる気が出ない…っていうことが続いていたらもしかしたら、メンタル疾患の始まりのサインかもしれないので、念の為に精神科や心療内科などに受診してみるということが大切になってくるかなと思います。
例えば、もう仕事などにも全然いけなくなってしまったとか、朝起きれなくなって日常生活に支障をきたしまくるとか、そういった状態になったら今話したことが必要になってくるかなと思います。
最後に・・・
ということで今回は、HSPさんが特にやる気が出なくなる原因について詳しくお話しました!全部が全部、HSPさんだけ!というものではないですけども、ほとんどの人に共通する部分もあると思います。
もし自分に当てはまるな…と感じた場合は、今回お話した対策を実践してみてください!なかなか難しいと思うんですけども、少しでも対策を取っておくということが本当に重要になります。
その少しでこれから、何日か先、何ヶ月か先、何年か先に自分の身になったり、役に立つことが出てくると思いますので、早めの対策が非常に重要になります。
是非、今回お話したことを参考にしてみてください!
とは言え、HSP気質があって生きづらさがなかなか軽減されない…どうすればいいのか?
という悩みを持つHSPさんは多いと思います。
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