HSP×精神科作業療法士×カウンセラーマスターです!
今回は、HSPさんの周りから理解されないあるあるというテーマでお話していきたいと思います。
まず、HSPとは…生まれつき敏感・繊細で感受性が強い気質を持った人という意味「Highly Sensitive Person」の略でおよそ5人に1人いると言われていて、病気ではなく気質です。
なんですけども、やっぱり様々なことに非常に敏感だとすごく繊細。深く処理するという特徴や感情反応が非常に高いというところがあり、いろんなことを深く考え込んでしまったりとか。ちょっとしたことでもすごく反応してしまって大きなダメージを受けてしまうことが考えられます。
なので、こういった気質によってつらく感じてしまう部分とか。しんどくなってしまう部分。疲れやすい部分。周りの人とちょっと違くて理解されない部分があるんですよね。
この理解されないというところで、苦しむHSPさんとか。つらいなと感じるHSPさんも非常に多いと思います。
僕もやっぱり今までいろんな人と関わってきた中で、自分って変わってるな?とか。
なんか自分って変かな?と思っていた部分があるんですよね。
それもHSP気質が全てではないと思いますけども、HSP気質が影響していてそう感じる部分もあったんだなとHSPを知れば知るほどそういうことに気づくことができたので、今回は、そんなHSPさんがなかなか周りから理解されなくてつらいなと感じる部分が結構あるあるだと思いますので、そういったテーマについてお話していきます。
解説動画:HSPさんの周りから理解されないあるある
こちらの記事の内容を動画でも解説しておりますので、ぜひご覧ください!
HSPさんの理解されないあるある
①本当にちょっとした一言でもずっと引きずる
まず1つ目は、本当にちょっとした一言でもずっと引きずる
え、バカじゃない?
えーそんなことも分かんないの?
みたいな感じで、多少どんな人でも傷つく部分はあると思うんですけども、HSPさんは感情反応が非常に高いのでものすごく傷つきます。
そこを深く処理するという特性があるので、もうずっと本当にちょっとした一言でもすごく傷ついて、そこを何度も頭の中で考え込んでしまったりとか。思い出してしまったり。こういったことがあります。
だからHSPじゃない人からすると…
え、そんなちょっとしたことも忘れられないの!?
そんなちょっとしたことなのにまだ覚えてるの!?
みたいな感じで思われることがあるんですよね。
本当にHSPじゃない人からするとびっくりするぐらいずっと本当にちょっとしたことでも忘れられない。もうずっと頭の中で繰り返されるこういう感覚なんですよね。
なので、HSPじゃない人にはこの辛さがなかなか分からないと思うんですよね。
どんな人でもつらいことがあって何度も思い出すということはあるんですけども、本当にちょっとしたこと「そんなレベルで!?」っていうところまで深く考え込んでしまうというところがあります。
だから「そんなことも忘れられないの!?」ってできれば言わないでいただきたいなと思うんですよね。
こっちだって、忘れたくても忘れられない部分もあるし本当にちょっとした一言でも傷付いてしまうと結構周りからはびっくりされる部分かなと思います。
②他人の感情の変化に振り回される
次、2つ目は他人の感情の変化に振り回される
HSPさんは共感能力が非常に高いです。なので、相手がある感情を表したときに自分も相手に入り込んでしまったんじゃないか?っていうぐらい共感してしまうわけです。
相手が結構、気分屋とかでコロコロ感情が変わる人だとその感情に振り回されまくるんですよ。
だから結構その僕も友人とかで気分屋の人がよくいましたけども、毎回その人のペースに感情がつられてしまうからそういう場合は、本当に疲れました。
相手の仕草、声のトーン、雰囲気などにもすごく敏感なので、またそこで気を遣ったりとか。いろいろ考えたり。
あとは、こういう対応してあげた方がいいんじゃないか!?とか。
こういうことをしてあげた方がいいんじゃないか!?ということも先読みして行動すると。それで相手のことを優先してしまうことも多いと思うので、相手のために何かこうしてあげなきゃ!という気持ちも出てきて、対応するんだけども空回りしてしまうみたいな。こういったこともよくあってかなり大変な目に合ったこともあります。
だからその気分屋の人が1人でもかなり大変なのに周りにたくさんいたとしたら、もういろんな人のところを注目してこの人にはこういうことをしてあげなきゃ!というふうに考え過ぎてもうパニックになってしまったり、本当にきついと思います。
③楽しいイベントなどでも終わった後にすごい疲れが出る
次、3つ目は楽しいイベントなどでも終わった後にすごい疲れが出る
HSPさんは本当に刺激に敏感なのでいろんなところから刺激を受け取ってしまって、非常に疲れやすいです。
また、さっきも言ったようにいろんな人に気を遣う場面がかなり多いと思うので、こういったところからかなり気疲れがしやすいです。
なので、自分にとっての楽しいイベント小学生の時だったら遠足とか人によっては運動会とか。発表会とかそういった楽しいイベントわくわくするイベントがあったとして、その時は楽しめても終わった後はすごくぐったり疲れる。
あとは、友達と遊んだ後なんかもそうかもしれないですね。
友達と遊んですごく楽しかったな~と思っていても、帰ってきたら…
なんだ…この疲れは…
というぐらい急に疲れてしまうみたいな。
どんなに楽しかった良い思い出だと感じても、もうぐったりみたいな。そういう頻度が多いですね。誰でも疲れる部分はありますけども、その疲れ度合いもすごく大きいし、その頻度も大きい。
だから休み土日が基本だと思うんですけども、土日に遊んじゃうと…全然、疲れが回復しない状態でまた学校、仕事。そういった状況になるので、休みが本気で足りないな…月曜日、本当にきついな…。みたいな状態だと思うんです。
だから、なんでこんなに休みって少ないんだろうな…ってずっと感じていました。
まあ、どんな人でも感じる部分だと思うんですけど、そこの度合いとか、そこの気持ちもかなり強かったなと思います。
④言葉にしていなくても相手の感情が分かることが多い
次、4つ目は言葉にしていなくても相手の感情が分かることが多い
これも、びっくりするんですけどHSPさんは非常にいろんなところに敏感で相手の表情、仕草、雰囲気声のトーンとかにも非常に敏感なんです。
なので、相手のちょっとした出す情報からも汲み取って「こういうふうに思ってるんじゃないか?」と共感能力も高いし、気付いてしまうことが多いんです。
だから、明らかにみたいな感じの人がいたとしたら・・・
あ、この人イライラしてるな!
って誰でも分かると思うんですけども、何かいつもとちょっと違う感じみたいな。本当にちょっとした仕草でも・・・
この人、何かいつもと雰囲気違うな…機嫌悪いのかな…
みたいな感じで汲み取ってしまうことが多いんですよね。
逆に「この人なんか今日いいことあったんじゃないか?」とか。そういう予測がすごく当たることが多いと言いますか。
まあ、外れることだってもちろんあります。100%わかるわけではないと思うんですけども、わかる頻度が多いと思うですよね。
だから僕も作業療法士としていろんな患者さんと関わってきましたけども、その患者さんの感じている事とか結構わかることが多いですよね。
仕草とか声のトーン、喋り方とかで。だから、例えば僕と関わってるときの表情とか。他のスタッフと関わっている時の表情とか。たまに見たときに…「なんか違うな…?」と思って、「もしかして…あのスタッフとあんまり相性良くないのかな?」みたいな感じで思っていたらある時・・・
「いやーあのスタッフちょっと口調が強くて苦手なんだよね」
みたいな話を受けたりとかして。「あっ!やっぱりそういう風に感じてたんだ!」と自分の予測が当たってたな!って思うこともよくありました。
こんな感じで結構、いろんな人と関わる時にはかなりプラスになる部分もあると思うんですけども、感じ取りすぎて辛くなってしまうこともあると思います。
つらいことがあって我慢してるっていうところでも、見破ってしまったりとか。だからそこで、また気遣ってしまったりとか。相手がそういう表現をしてるわけじゃないんだけど、勝手に感じ取ってしまって勝手に気遣ってしまう。
で、お互いに疲れてしまうとか。こういったつらい部分もあるかなと思います。
でも、これは昔からみんな分かるものだと思ってたんですよね。でも、相手のことを全然分からずに、ずかずかと喋りかける人とかもいるし、よく今そんな質問を今できるな〜という質問する人とかもいるし。
あ、意外と分かんないものなんだな…と思って、自分が分かり過ぎてしまう部分があるんだなって感じることも多くありました。
⑤周りの情報や刺激を受け取りすぎて心身に影響が出る
次、5つ目は周りの情報や刺激を受け取りすぎて心身に影響が出る
これも、いろんな刺激をたくさん敏感に受け取ってしまうので、具合悪くなってしまうことがあるんです。
HSPさんは五感も敏感です。目から入る情報もいろんな人が目まぐるしく動く情景とか。その人のリアクションだとか。その人の身振り手振り。そういったところもたくさん目に入ってきてしまうし、もう音にも敏感です。
いろんな音に敏感遠くの音とか、その辺で会話してる人の声がすごく入ってくる。
あとは、匂いも敏感で、この辺でしている匂いが全部一気に入ってくる。良い香りも入ってくれば、嫌な匂いだって入ってくる。
視覚、聴覚、嗅覚。この辺がどこかに出掛けた時とか、たくさん入ってくると思うんですよね。
この影響も一気にバァーと受け取ってしまうので・・・
ああ…なんか具合が…
あ…やばい疲れた…
というような感じになってしまうこともあると思います。
とにかく、HSPさんはもう高感度なアンテナをずっと張り巡らせてるような状態なので、いろんな情報を取りたくないのにとってしまうと。それぐらい敏感なんです。
だから、人混みとか学校とか職場とかこういったところにいくともうかなり疲れますよね。だから僕は人混みは正直あんまり好きじゃないですね。テンション下がります。
人が多いと、できれば人の少ない所がいいな~と思ったりします。家で一人でゆっくりできる時間は本当に最高ですね。刺激が少ないからね。学校とかもほんと嫌いでしたね。
もう人多いし、大声出す人もいるし、悪口とか噂話ばっかする人もいるし、職場とかもそうですけど、本当に人混みは嫌です。
最後に・・・
ということで以上で、これがHSPの周りから理解されないポイントなんですけども最初に言ったように…「なんでそんなちょっとした一言でも傷つくの?」とか。
「なんでそんなこと引きずるの?」と思われるし・・・
「そんな他人の感情にいちいちなんで振り回されるの?」とか
「楽しいイベントは楽しいやん!そんな疲れる!?」みたいに言われることもあったし「よくそんな周りの人が思ってることを察知できるね!」とか。
「よく感じ取ることできるね!」みたいに思われることもあったし・・・
「そんな人混みくらいで具合悪くなる?」みたいな感じで全然理解されなかったんで、まあ、なかなか辛いポイントではありましたね。
これだけじゃないと思うんですけども、その気質っていうところ自体なかなか理解されない部分はあるし、でもそれはそうですよね。
例えば、趣味とかでも盆栽好きな人とかいたとして。
「なんで盆栽好きなの?みたいな全然理解できない!」みたいな感覚と同じだと思うんです。
盆栽好きじゃない人からすると「何が楽しいの?」って思うかもしれないけども、盆栽好きな人からすると「逆になんで盆栽にハマらないの?!」というような感じで、分からないと思うんです。
HSP気質もそれと一緒だと思うんですね。
自分にわかる感覚。自分にしかわからない感覚であると思うんですよね。やっぱり他人からすると「全然そんな感じないよ!そんな辛くないよ!」とか。
「辛いけど、そこまで辛くないよ!」と思う人もいると思います。
だからこれはやっぱり難しい問題ですよね。なかなかみんなが理解し合える環境っていうのは正直、難しいのではないか?と思いますが、やっぱり少しでもいいから理解しよう!と思ってくれる人が増えたらいいなってやっぱり思いますよね。
でも、やっぱり理解されなくて辛い部分はありますね。
ということで今回はHSPのなかなか理解されなくて辛いポイントをお話しました。
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